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「FOOD TABLE in JAPAN 2016」開催直前 横山清会長インタビュー

2016/02/02

「FOOD TABLE in JAPAN 2016」開催直前 横山清会長インタビュー  新日本スーパーマーケット協会は2月10日から3日間、東京ビッグサイト(東京・江東区)で「第50回スーパーマーケット・トレードショー(SMTS)2016」、「デリカテッセントレードショー2016」を開催する。
 さらに今回は「オーガニックEXPO2016」、「こだわり食品フェア2016」、「外食FOOD TABLE2016」との初の合同開催となり、5展示会の包括名称を「FOOD TABLE in JAPAN(FTJ)2016 」と定めた。BtoBの食品展示会としては国内最大級となる。合同開催の狙いや今後のスーパーマーケット・トレードショーの方向性について、新日本スーパーマーケット協会の横山清会長が、合同インタビューで記者の質問に答えた。

―今回の合同展示会で、ドラッグストアや外食などの異業種とコラボする狙いは。
横山:主軸はスーパーマーケットだが、だんだん異業種もラインロビングが増えてきて、極端なことを言えば、最近はみんなお惣菜屋さんになっている。その代表格であるコンビニは震災以降、年齢や性別の壁を越えた。ドラッグストアもホームセンターもガソリンスタンドも食べ物を置いているし、居酒屋も昼に食事を提供するまでになっている。かつて食材から食事へという流れがあったが、その流れが再び来ているように思う。異業種と言ってもライバルと手を組むようなもの。だが消費者のニーズをもっと広く深く認識するには、とにかく一堂に集めて、一番わかりやすく展示し、資料を出し、説明する。(それが)ある意味、50周年の半世紀にけじめをつけて、次の半世紀に踏み込む大きな出発点になるだろうと思っている。

―近未来のスーパーマーケットを考える委員会を昨年立ち上げた。トレードショーでの展開は。
横山:具体的にはセミナーステージで報告会を行う。昨年立ち上げた委員会の結果報告と、17年に向けてのプレゼンテーションをさせてもらう。委員会ではスーパーの意見、メーカーの意見、数年後にあり得るだろう技術革新の情報収集も行っており、おそらく今年の展示会がベースになり、来年の51回で具体的なものが出てくると思う。我々の業態では人手不足でチェッカーがいない。技術革新により、例えばショッピングカートで買い物してきて、あるところを通過したらすぱっと(会計が済む)。そんなのあまり難しくないのではというのだが、言うは易しのようだ。ただ便利さの一方で、どうしてもフューチャーストア、未来のスーパーというと便利とか、即時性とかがクローズアップされるが、人間らしさも必要だ。スマホで食べ物も何もかもソファーに座りながらオーダーしてと、そんなことは望んでいない。たまに店に顔を出すと、足が不自由なご年配の方がカートを杖代わりに押している。私も一応会社のトップだが、奥方に言わせれば店員。「横山さんこれ美味しい?」と聞かれる。足を引きずっているので「大丈夫ですか」と聞くと、「大丈夫だ」と。(店で)顔を見て、商品を見て、そうでないと生きている甲斐がないと。なるほどそうかと。人間らしい売り場に、機能性をどうやって取り込み、不足しているものを充足させるか(がカギ)。

―海外の小売業との交流は活発化するか。
横山:まだ始まったばかりだが、こちら(日本)よりもむしろ先方さんの関心が高いように見える。今回のトレードショーではアセアン4カ国の小売業協会から会長、専務理事クラスを招聘し、まずは日本産品が揃っている環境を見てもらい、今後興味があれば自国のバイヤーさんを輩出してもらう。51回からは視点を、これやってみようか、あるいは先方から問い合わせあり受けてみようかだけでなく、明快な方向性を出していかないといけない。実は協会に北海道の滝川市から3人目の出向者が来る。いろいろ勉強もしたいし、情報も集めたいということだが、これくらいの目線で海外も進めていけば、予想を超えたような新しい展開になってくるのではないかと思う。

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